夏に鍋もいいですね
夏の食べ物といえば素麺やかき氷、バーベキューで食べる物とかが挙げられると思います。基本的には涼を感じる食べ物が多く、熱い食べ物は食べる機会が少ないでしょう。ましてや鍋なんてもってのほか。あれは冬の食べ物だと思っていました。
ところが先日、少し体調を崩してしまったので、手軽に作れて尚且つ野菜をしっかり摂れる料理を考え、暑いけど…と思いながら湯豆腐を食べたんです。そしたら意外と食べられるんですよね。流石にエアコンはつけていましたが、涼しくなった部屋で食べる鍋、結構美味しかったです。なんていうか、冷房がガンガンに効いた室内で毛布にくるまって眠るような気持ちよさといいますか、夏のじめっとした不快な暑さではなく、体の芯からポカポカするような心地よい温かさを得られるんです。夏って表面的な暑さばかり気になりますけど、こういうのなら別にいいかなという感じです。野菜もたくさん食べられて、体も芯から温まって、崩れた体調も次の日には全快でしたしね。
よくよく考えてみると、冬でもアイスを食べたい時ってありますよね。コタツに入ってテレビを見ながら食べるアイスとか最高ですが、あれに近いもの、むしろほぼ同じの逆バージョンだなと思いました。それに、沖縄などの暑いところへは暑い夏に行ってこそですし、寒い北海道へは寒い冬に行ってこそ楽しめるものだと思います。そういうことも考えると、夏に食べる鍋って別におかしくはないのかもしれないと思い始めました。
今までは、夏に熱いものを食べようという考え自体がありませんでしたが、だからこそ余計に新鮮で美味しく感じたのかもしれません。流石に毎日は嫌ですけど、たまには夏に鍋もいいですね。
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